diffコマンドは、その名の通り
2つのファイルの差分を確認するコマンドである。
テストや検証のとき、処理前後の差分を確認したいというケースはよくある。
そんなとき、diffコマンドを使いこなせるようになると、
差分確認が圧倒的に楽になる。
基本構文
基本構文はとてもシンプルだ。
$ diff ファイル1 ファイル2
しかしこのまま使うことはおすすめしない。
理由は非常に見づらいからだ。
おすすめ構文
私のおすすめ構文を紹介する。
GitHubで見慣れた形式で差分を表示
GitHubの差分表現は、unified形式というらしい。
私の個人的な感想では、これが一番シンプルだと思う。
$ diff -u ファイル1 ファイル2
差分があるかどうかだけを知りたい
とりあえず差分のあり/なしを知りたいというときもよくある。
この場合は次のように-q
オプションを利用する。
$ diff -q ファイル1 ファイル2
横に並べて差分を見たい
やはり横に並べて左右で見比べるのは、
直感的に分かりやすい。
左右にファイルが表示され
差分のあるところは不等号(<
, >
)でマークがつけられる。
$ diff -y ファイル1 ファイル2
色が欲しいとき
上記で紹介したdiffコマンドは、全て白黒である。
普通であれば、色付きで見たいところだ。
方法は2通り存在する。
- vimdiffコマンドを使う
- colordiffコマンドを使う
私はvimmerであり、なおかつインストール不要という点で
vimdiffコマンドを多用している。
fruit1.txt
apple
orange
banana
fruit2.txt
apple
banana
実際につかってみると
このような見た目で表示される。

まとめ
- GitHubっぽくみる:
-u
- 横に並べてみる:
-y
- 色をつけてみる:
vimdiff
コマンド