HTTPメソッド4種類(GET,POST,PUT,DELETE)について概要と違いを理解する

HTTPメソッドには、基本的に4種類存在する。

これ以外にも存在するが、頻繁に使われるものはほとんどGETとPOSTである。

最後の方で解説しているが、PUTとDELETEも見かけることが少なく、
GETとPOSTが理解できていれば大体OKである。

CRUDとは

の頭文字であり、データ操作の基本はこの4つと言われている。

HTTPメソッドはこのCRUDに対して、
このように対応している。

GETはリソースを取得するためのメソッド。

普通にWebページを見たいときは、
「Webページを取得したいです」というGETリクエストを送信し、
Webページのhtmlなどを受け取る。

以下のURLにGETリクエストを送信した場合、
ユーザー一覧を取得するという意味になる。

"https://example.com/user"

また、GETでは大抵リクエストパラメータによって
リソースの取得方法をコントロールできる。

例えば、

"https://example.com/user"

はユーザー一覧を取得できる一方で

"https://example.com/user?id=1"

といった具合でURLにパラメータを付与すると、
ユーザーIDが「1」のユーザーのみを取得できる。

APIを作った人によって、どのようなパラメータを取ることができるのかは
異なるが、大抵の場合このような思想で作成されている。

POSTはリソースを作成するためのメソッド。

POSTは

を送信するのに優れている。

そのため、

といった場面で利用されている。

予約、登録は言い換えると

ということになるので、これはリソースの作成に該当している。

PUTはリソースの更新/作成を行うためのメソッド。

リソースの作成はほとんどPOSTが使われることが多いため、
ほぼ更新用のメソッドという認識でも十分である。

といった場面で利用される。

DELTEはリソースの削除を行うためのメソッド。

などに利用される。

PUTメソッドやDELETEメソッドはあまり見かけることはなく、
一般的なWebサイトでは、実際POSTメソッドによって更新や削除も行っているものが多い。

例えば、上記で「ツイートの削除」においてDELTEメソッドを使っていると書いたが、
Chromeのディベロッパーツールで確認すると、
POSTによって削除されていることが分かる。
（裏側のAPIではDELETEを使っているかもしれない）

これには以下のような事情がある。