Web業界では、「API」という単語が頻出ワードである。
APIを初めて聞いた初心者に向けてこれを分かりやすく解説する。
結論
なにかリクエストをすると、JSONデータを返却するシステムのことである。
例
筆者がよくお世話になっているjsonplaceholderというサービスは
ダミーデータのJSONを返却するAPIである。
https://jsonplaceholder.typicode.com/users/1
上記のURLにアクセスする(GETリクエストをする)と以下のようなJSONデータが返却される。
イメージ
APIをイメージとして覚えやすくしたものが以下の図である。
お客さん(クライアント)は店員さん(API)に対して注文(HTTPリクエスト)をする。
その結果、料理(レスポンス)が提供される。
お客さん(クライアント)がどんな注文(リクエスト)をすればいいかを記したものが
メニュー表(IF仕様書)である。
APIの目的
APIの目的は、システム間のデータのやり取りをスムーズに行うことである。
データベースからデータを取得したいとき、
データベースと直接やり取りをするのではなく、間にAPIがあるだけでかなりメリットがある。
- データを操作する複雑なSQLを書かなくても、APIに対してGETリクエストやPOSTリクエストを行うことでデータ取得、更新ができる
- APIが間に入ることにより、データベースに対してOKな操作とNGな操作をコントロールできる
他にAPIと呼ばれるもの
わかりやすさのために、APIサーバーを代表として取り上げたが
他にもライブラリのメソッドなどを指して「API」と呼ぶケースがある。
だがこれも考え方は同じで
「ライブラリ内部で行われる複雑な処理をシンプルなメソッド(API)を通して実行する」ため
同様にAPIと呼ばれる。
まとめ
- APIとは、大抵の場合JSONデータを返却するサーバーのこと
- 裏側の複雑な処理を隠蔽し、シンプルな命令で実行できるようにしてある
- これにより、システム間のデータ連携がスムーズに行える