全てのユーザー情報を確認する場合は、/etc/passwd
ファイルを確認すれば良い。
確認方法
確認したいだけなら、less
コマンドを使ってファイルを見れば良い。
$ less /etc/passwd
特定のユーザーやキーワードで絞り込みたいときは、grep
コマンドを使うだけだ。
# 'pi' というキーワードで絞り込みを行ったら、piという名前のユーザーがヒットした。
$ grep 'pi` /etc/passwd
pi:x:1000:1000:,,,:/home/pi:/bin/bash
書式
ユーザー名:パスワード:UID番号:1次GID番号:コメント:ホームディレクトリパス:ログインシェル
書式は上記のようになっている。
それぞれについて簡単に解説する。
- ユーザー名:ログイン時に利用する一意なユーザー名
- パスワード:パスワードは見えないようになっていて、
x
はshadow
ファイルにパスワードが書かれていることを表す - UID番号:ユーザーのIDで、ユーザー識別番号である
- 1次GID番号:ユーザーが所属するグループID
- コメント:コメント情報で、特に記載されてなくても良い
- ホームディレクトリパス:ユーザーのホームディレクトリで、大抵「
/home/ユーザー名
」である - ログインシェル:ログイン直後に起動されるシェルで、大抵
/bin/bash
である
今ログインしている自分自身を確認する
あまりないとは思うが、「私誰だっけ?」という具合に
ログインしている自分自身を忘れてしまう場合がある。
そんなときはwho
もしくはusers
コマンドを利用すれば良い。
# ユーザー名とその他の情報も表示される
$ who
pi tty7 2020-10-17 16:27 (:0)
pi pts/0 2020-10-17 16:29 (MacBookのIPアドレス) # MacBookからRaspberry Piにログイン中
# ユーザー名だけが表示される
pi pi
まとめ
- 記憶喪失のときは
who
かusers
コマンドで分かる - 全ユーザーの情報は
/etc/passwd
に書かれている