概要
Vimの設定などで <leader>という表記を見たことがあるかもしれない。
今回はこれが何かについて解説する。
<leader>とは
これはVimにおける特殊なキーを指していて、任意のキーに設定することが可能である。
デフォルトはバックスラッシュ。
目的
Vimを使っていると
プラグインを入れて、その機能を呼び出すために独自のキーマッピングをしたいことはよくある。
このとき、何も考えずにキーを割り当ててしまうと、標準でマッピングされている機能と競合してしまう可能性がある。
そこで、「独自のキーマッピングは <leader>キーから始める」というルールにしておくことで、キーマッピングの競合を防ぐことができるというものである。
例
定義ジャンプを gdで設定したいが、標準コマンドとして既に割り当てられてしまっている。
そこで、 <leader>gdで設定して「 <leader>キーを押してから gdを押す」ことで発動できるようになる。
<leader>として何を設定するか?
おすすめはスペースキーである。
理由は
- 標準のノーマルモードでスペースキーには何も割り当てられていない
- ホームポジションから押しやすい
設定方法
init.luaなどで以下の設定を行う。
vim.g.mapleader = " " -- leaderキーとしてスペースキーを設定する